非核兵器地帯(読み)ヒカクヘイキチタイ

デジタル大辞泉 「非核兵器地帯」の意味・読み・例文・類語

ひ‐かくへいきちたい【非核兵器地帯】

特定の地域において、その域内の国が核兵器の生産・取得・保有・配備・管理することを禁止するとともに、核兵器国(米国・ロシア・英国・フランス・中国)がこれらの国々に核攻撃・威嚇を行わないことを誓約することによって形成される、核兵器のない地帯中南米南太平洋東南アジアアフリカ中央アジアにある。非核地帯。→非核兵器地帯条約

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共同通信ニュース用語解説 「非核兵器地帯」の解説

非核兵器地帯

核兵器の実験や配備、使用などを条約で禁止する地域。核兵器禁止条約は前文で、核兵器のない地域の設定は核不拡散体制の強化や核軍縮に資するものと位置付ける。中南米(トラテロルコ条約)、南太平洋(ラロトンガ条約)、東南アジア(バンコク条約)、アフリカ(ペリンダバ条約)、中央アジア(セメイ条約)の5地域があるほか、モンゴルが独自に宣言。米ロ英仏中の核保有五大国は、加盟国に核攻撃や威嚇をしないよう求めるトラテロルコ条約の付属議定書を批准している。同様の構想中東にもある。

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