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非鉄金属鉱業(読み)ひてつきんぞくこうぎょう(英語表記)nonferrous metal industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

非鉄金属鉱業
ひてつきんぞくこうぎょう
nonferrous metal industry

一般的には,非鉄金属を含む鉱石採掘選鉱,さらに地金の精錬,2次加工を行う産業をいう。自山鉱と買鉱とを精錬する企業と,鉱石を売るだけで精錬所をもたない企業とがある。工業用基礎原料として重要であるため,非鉄金属に対する需要は旺盛で,アルミニウム,銅など地金精錬では日本は世界的水準にある。近年の傾向としては,単鈍買鉱から融資買鉱へ,さらにコンゴ民主共和国,ペルーなどにおけるように自主開発への動きが目立っている。ただ非鉄金属製品は国際性が強く,LNE (ロンドン金属取引所) の動向が大きく影響し,また,原料産出国の大半が開発途上国で,需要国との間に確執の起りやすいことも見逃せない。このためレアメタルを中心に国内備蓄の対象となっている。また 1970年代に入って,イタイイタイ病などの公害問題が表面化し,公害問題や環境問題への配慮も重要な課題となっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひてつきんぞくこうぎょう【非鉄金属鉱業】

非鉄鉱物資源を探査・発見し,これを採掘・取得し,選鉱・製錬する産業。非鉄金属とは広義には鉄以外の金属すべてのことであるが,一般的には銅,鉛,亜鉛,スズ,ニッケル,コバルト,タングステンなどのことを指し,などは貴金属,アルミニウム,マグネシウムチタン軽金属として区別されることが多い。世界の生産量(含有量)は銅鉱1002万tで,うちチリ249万t,アメリカ185万t,旧ソ連80万tなど,鉛鉱は269万tで,うちオーストラリア45万t,アメリカ41万t,中国40万tなど,亜鉛鉱は700万tで,うちカナダ111万t,中国100万t,オーストラリア90万tなど,スズ鉱は19万4600tで,うち中国5万4000t,インドネシア4万6100t,ペルー2万2300tなどである(1995)。

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