デジタル大辞泉
「飛蚊症」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひぶん‐しょう‥シャウ【飛蚊症】
- 〘 名詞 〙 目の前を蚊や糸くずが飛んでいるように見える症状。主に眼球の硝子体の混濁や眼底出血により、その影が網膜に映ることによる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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飛蚊症
ひぶんしょう
muscae volitantes
青空や白い壁などを見たときに蚊(か)のような虫が飛んでいる、あるいはごみが浮かんでいるなどと自覚される症状で、硝子体(しょうしたい)混濁のある目に現れるが、生理的にも認められることが少なくない。硝子体中の混濁物が網膜に影を落とすことによって生ずる。
[松井瑞夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ひぶんしょう【飛蚊症 Floaters(before the eye)】
[どんな病気か]
実在しないのに、目の前に蚊(か)が飛んでいるように見える症状をいいます。
原因としては、後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)などがあります。
病気でないことが多いのですが、網膜剥離(もうまくはくり)や硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)がおこっていることもあり、眼底検査を受ける必要があります。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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飛蚊症
ひぶんしょう
myodesopsia
眼の硝子体混濁があるときに現れる自覚症状で,硝子体内の小体が移動して網膜に影を映し,明るい空や白いものを見たときにカや小さい虫,糸くずやひも状のものが飛ぶように見えるものをいう。生理的にも,硝子体中に線維塊があって,飛蚊症を起すことがある (生理的飛蚊症) が,病的には,ブドウ膜炎,網膜剥離の初期症状などとして現れる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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飛蚊症【ひぶんしょう】
眼球の硝子体内に生じる混濁による症状。視野の中にカ(蚊)のような影が見え,注視線を動かすと移動する。目の病気によって起こることもあるが,硝子体の老人性変化によるものが多い。この場合は治療法がない。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の飛蚊症の言及
【眼底】より
…出血の深さにより下記のように分けられるが,しばしば一括して眼底出血と呼ばれる。(1)硝子体出血,網膜前出血 硝子体中に血液(凝血塊)が浮いている状態が硝子体出血vitreous bleedingで,飛蚊(ひぶん)症myodesopsiaとして自覚される。生理的には硝子体剝離によって網膜血管が切れることが原因となる。…
【硝子体】より
…白紙,青空など明るい視野で感じられやすく,糸くず,虫,水玉などと表現される。これが飛蚊(ひぶん)症vitreous floaters(myodesopsia)である。検査によって明らかになったものは硝子体混濁vitreous opacityというが,病的である場合とそうでない場合がある。…
※「飛蚊症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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