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飛鉢譚 ひはつたん

世界大百科事典 第2版の解説

ひはつたん【飛鉢譚】

修行者が(はち)を飛ばして布施を得る説話をいう。鉢は〈三衣一鉢(さんねいつぱつ)〉というように,の携えるべき什器の一つで,木や鉄で作られ,供養を受けるための容器であった。《信貴山縁起絵巻》飛倉の巻が描く,命蓮(みようれん)が鉢を飛ばして長者の米を倉ごと運んでしまう話は,古く大江匡房本朝神仙伝》の,比良山の僧が仙道を学び飛鉢法を行う話とつながる。それは,琵琶湖を往く大津船に鉢を飛ばし米を求めるが,楫取(かじとり)が鉢を嫌って一俵を投ずると,鉢に従い船中の米がことごとく雁が飛ぶように山に去る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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