ナイアシン(読み)ないあしん

デジタル大辞泉 「ナイアシン」の意味・読み・例文・類語

ナイアシン(niacin)

ニコチン酸異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ナイアシン」の意味・読み・例文・類語

ナイアシン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] niacin ) ニコチン酸。〔からだと食物(1959)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「ナイアシン」の解説

ナイアシン【niacin】

水溶性ビタミンのひとつ。生体中にもっとも多く存在するビタミン。魚類、肉類、小麦、まいたけ、干ししいたけピーナッツなどに多く含まれる。糖質脂質たんぱく質代謝補酵素として働くほか、アルコール分解エネルギー産生、血中のコレステロール中性脂肪の減少作用、アレルギー症状・高血圧などの改善、細胞の増殖や代謝の正常化などの作用があるとされる。◇「ニコチン酸」の別称で、「ビタミンB3」とも呼ぶ。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

食の医学館 「ナイアシン」の解説

ないあしんにこちんさん【ナイアシン(ニコチン酸)】

炭水化物、脂質の代謝に不可欠なほか、血液の循環促進、脳神経の活動促進、性ホルモン合成などをになっています。不足すると口内炎や食欲不振、不安感などの症状が現れます。たらこ、カツオ、ムロアジ、マグロ、レバー、ピーナッツなどに多く含まれています。成人1日あたりの推奨量は男性13~15mgNE、女性10~12mgNE、耐容上限量は男性300~350mgNE、女性250mgNEです。(NE:ナイアシン当量

出典 小学館食の医学館について 情報

栄養・生化学辞典 「ナイアシン」の解説

ナイアシン

 ビタミンPPは旧称.ニコチン酸という意味と,ニコチン酸,ニコチン酸アミドがもつビタミン活性を示す物質の総称としても使われる.ビタミンB群の一つ.生体内でニコチンアミドアデニンジヌクレオチドおよびニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸となり,諸種の酸化還元反応を触媒する酵素の補酵素として働く.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

毛髪用語集 「ナイアシン」の解説

ナイアシン

水に溶ける水溶性ビタミンの一つで、ビタミンB 群の一種。糖質や脂質、タンパク質から細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する働きをする。皮膚や粘膜の健康維持を助ける役割もある。

出典 抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」毛髪用語集について 情報

百科事典マイペディア 「ナイアシン」の意味・わかりやすい解説

ナイアシン

ニコチン酸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

化学辞典 第2版 「ナイアシン」の解説

ナイアシン
ナイアシン
niacin

[同義異語]ニコチン酸

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナイアシン」の意味・わかりやすい解説

ナイアシン
ないあしん

ニコチン酸

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

知恵蔵 「ナイアシン」の解説

ナイアシン

「ビタミンB3」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナイアシン」の意味・わかりやすい解説

ナイアシン

「ニコチン酸」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のナイアシンの言及

【ビタミン】より

…(3)過剰症 リボフラビンは,1日の必要量の数百倍を長期間投与しても無害であり,血液や臓器にも病理学的変化は生じないといわれている。
[ニコチン酸nicotinic acid]
 ナイアシンniacinともいう。ビタミンB群に属する水溶性ビタミンの一種である。…

※「ナイアシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android