飾窓(読み)かざりまど

精選版 日本国語大辞典 「飾窓」の意味・読み・例文・類語

かざり‐まど【飾窓】

〘名〙 商品などを飾る窓。陳列窓ショーウインドー
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「通り懸った店先の明るい飾窓(カザリマド)の白熱瓦斯の影に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飾窓の言及

【ショーウィンドー】より

…商品あるいはサービスに関連する展示を行い,道行く人に見せるための飾窓。ストアウィンドーstore windowともいう。…

【張見世】より

…遊女屋の道路に面した格子つきの部屋(見世)に,遊女が並んで客を待つこと。客は格子の間から眺めて好みの遊女を選んだ。客と遊女は,格子をはさんで会話を交わし,遊女は素見(ひやかし∥すけん)(見て歩くだけで登楼しない客)にも〈すいつけ煙草〉をふるまうことがあった。張見世をするのは通常,夕刻6時から夜12時までであった。開店の合図があると,それまでに化粧をすませて盛装していた遊女らが2階から下りて見世に並ぶ。…

※「飾窓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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