引窓(読み)ヒキマド

デジタル大辞泉 「引窓」の意味・読み・例文・類語

ひき‐まど【引(き)窓】

屋根に設け、綱を引いて開閉する窓。
(引窓)浄瑠璃双蝶々曲輪日記ふたつちょうちょうくるわにっき八段目通称
[類語]出窓明かり取り天窓掃き出し窓円窓連子窓無双窓覗き窓飾り窓ウインドーショーウインドー

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精選版 日本国語大辞典 「引窓」の意味・読み・例文・類語

ひき‐まど【引窓】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 屋根の勾配に沿って作った明かり窓。綱を引いてその戸を開閉する。天窓。
      1. [初出の実例]「ひき窓やひきみひかずみむらしぐれ〈正俊〉」(出典:俳諧・新続犬筑波集(1660)一九)
    2. 目上の人に反抗すること。
      1. [初出の実例]「親に向って引まどのえらい痰(たん)切りをる」(出典:浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)三)
  2. [ 2 ] 浄瑠璃「双蝶蝶曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」八段目の通称。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「引窓」の解説

引窓
(通称)
ひきまど

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
引窓与兵衛
初演
明治29.9(大阪中座)

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百科事典マイペディア 「引窓」の意味・わかりやすい解説

引窓【ひきまど】

大和窓とも。天窓の形式一つ屋根勾配(こうばい)に沿って設けた窓で戸や障子等を引綱で開閉する。台所などの採光煙出しに使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「引窓」の意味・わかりやすい解説

引窓
ひきまど

双蝶々曲輪日記

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