飾り職(読み)カザリショク

デジタル大辞泉 「飾り職」の意味・読み・例文・類語

かざり‐しょく【飾り職/×錺り職】

金属製のかんざし・帯留め・指輪など金具細工をする職業。また、その職人。飾り師。飾り屋。
[類語]職人熟練工工匠細工人研ぎ師彫り物師仏師陶工画工表具師

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精選版 日本国語大辞典 「飾り職」の意味・読み・例文・類語

かざり‐しょく【飾職・錺職】

  1. 〘 名詞 〙 金属で、かんざし、金具などの細かい装飾品を作る職人。金属の細かい飾り物を細工する職人。飾り職人。飾り師。飾り屋。
    1. [初出の実例]「年季を入れた錺職、鍵位なら拵へるから」(出典:歌舞伎・四千両小判梅葉(1885)序幕)

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百科事典マイペディア 「飾り職」の意味・わかりやすい解説

飾職【かざりしょく】

餝職,飾師,錺師とも書く。板金針金等を用いて,かんざし,金具等細かい金属細工をする職人。中世銀細工技法を受けつぎ,近世に金属加工技術の一分野として独立した。

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世界大百科事典(旧版)内の飾り職の言及

【飾師】より

…飾りをおもな仕事とする職人で,飾職ともいった。飾りは錺とも書き,金属加工技術のうちの鎚金(ついきん),鎚起(ついき)のことをいう。…

※「飾り職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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