飾り馬(読み)カザリウマ

デジタル大辞泉 「飾り馬」の意味・読み・例文・類語

かざり‐うま【飾り馬】

美しく飾りたてた馬。嫁入りに用いたり、新年初荷を運んだりする。また、古くは賀茂の祭などで、唐鞍からくらを置いた馬をいう。 新年》
五月人形とともに飾る細工物の馬。また、縁起物土偶練り物張り子などの馬。

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精選版 日本国語大辞典 「飾り馬」の意味・読み・例文・類語

かざり‐うま【飾馬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 唐鞍(からくら)などをはじめ、いろいろの馬具をつけて飾り立てた馬。盛儀の行列の乗用や引き馬に用いる。近世の嫁入りに用いたり新年の初荷を運んだりする、美しく飾った馬もいう。かざり。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「鞍馬(カサリうま)を以て使に贈りて」(出典:日本書紀(720)欽明元年九月(寛文版訓))
  3. 端午(たんご)節供飾り物の引き馬。また、縁起物として、各神社の神馬(しんめ)になぞらえた土偶、練り物、張り子などの馬。

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