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香南市(読み)こうなん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

香南〔市〕
こうなん

高知県東部,土佐湾に面する市。香長平野に位置し,物部川東岸から,香宗川,夜須川の下流域を占める。 2006年赤岡町,香我美町,野市町,夜須町,吉川村の4町1村が合体して市制施行。野中兼山が進めた灌漑開発によって水田や用水路が発展した肥沃な台地が広がる。南部の海岸線沿いには土佐浜街道 (→土佐街道 ) が通じ,赤岡や岸本は交通や流通の要所として,手結の手結港は中継港として栄えた。北部はおもに丘陵地帯で,山北ミカンを特産する。温暖な気候をいかした野菜や花卉の施設栽培が古くから盛んで,県下有数の園芸地帯。平野部では豊富な水源を利用した米の二期作が行なわれる。天神の大スギは国の天然記念物。西部に四国八十八ヵ所第 28番札所大日寺がある。東部には遠浅の海水浴場などがあり,手結住吉県立自然公園に属する。土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線と国道 55号線が海岸に沿って通じる。面積 126.48km2。人口 3万2961(2015)。

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