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高床住居 たかゆかじゅうきょ

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

たかゆかじゅうきょ【高床住居】

床面を地面から離し、はしごなどを使って出入りする住居。日本では縄文時代に集落の首長級の住居として用いられ、古代の王宮や神社の祖型となった。東南アジアの高温多湿な地方には、一般的な庶民住居として現在も広く分布している。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高床住居
たかゆかじゅうきょ

柱や杭(くい)を利用して、床面を地表面よりも高くした住居形態。杭上(こうじょう)家屋とよばれることもある。おもに東南アジアから、メラネシア、ニューギニアにかけての地域、また、シベリア、北アメリカ、南アメリカの一部などにみられる。高床住居は、床面が地表面から離れているため、通風性に優れ、熱帯周辺の湿潤な地域の環境に適している。また、多雨地域においては、洪水など地表面からの水の浸入を心配する必要がないという利点をもつ。そのうえ、害獣、害虫などの侵入を防ぐという利点もある。これらの長所を生かして、高床式の倉が用いられることも多い。さらに、土間式の住居に比べ、高床住居は地表面を整地する必要性が少なく、凹凸がある土地や傾斜地に建てたり、海岸、湖岸、河岸などの水上に建てることさえも可能である。このように水上に建てた高床住居は一般に水上住居とよばれ、東南アジア、メラネシア、南アメリカなどにみられる。
 また、高床住居の特殊な形態として、インド、東南アジア、ニューギニアなどにみられる樹上家屋がある。日本の半高床式の住居も広義の意味では高床住居に分類される。[栗田博之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の高床住居の言及

【杭上住居】より

…建物が地上から離れて柱の上に載っている住居をさす。一般に高床住居と呼ばれるもので,陸上に限らず河岸,海岸,湖岸など水中に杭を立てた水上家屋もある。杭上住居の顕著な分布地域は東南アジア(ただしベトナムやインドシナ半島山地,ジャワ中・東部および華僑の家を除く)からメラネシアの一部である。…

【住居】より

…一つは通風に頼るもので開放的なつくりとなる。東南アジアに広く分布する高床住居(杭上住居)は,湿気の高い地表面から床面を離し,床下からの通風が耐暑の役割を果たす。しばしば竹床が用いられ,すきまをあけて張るようにされている。…

【掘立柱建物】より

…掘立柱は地面に穴をうがち,中に柱を立て,柱の根元を地中に固定する形式の柱をいい,竪穴住居にも使われるが,平地に掘立柱を立て,屋根を地上までふき降ろさない形式の建物を掘立柱建物として,竪穴住居と区別し,平地式と高床式(高床住居)に分ける。ヨーロッパではバルカン半島からドナウ川沿岸地方にかけて栄えたダニューブ文化(前5千年紀)以来,長方形平面の掘立柱建物が住居の主流となって,石造建築の栄えたギリシア・ローマ時代においても,アルプス以北の森林地帯ではその傾向は変わらない。…

※「高床住居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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