高弁(読み)コウベン

デジタル大辞泉 「高弁」の意味・読み・例文・類語

こうべん〔カウベン〕【高弁/高辨】

明恵みょうえいみな

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精選版 日本国語大辞典 「高弁」の意味・読み・例文・類語

こう‐べんカウ‥【高弁・高辯・高辨】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 高弁・高辨 ) 物事を判断する力にすぐれていること。また、弁説にたけていること。
      1. [初出の実例]「唯代々の天皇、〈略〉或るは生まれながらにして高辨、兼ねて未事を委(し)り」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
    2. ( 高弁・高辯 ) 大声で話すこと。
      1. [初出の実例]「高弁で入歯を落す若局〈梅府〉」(出典:俳諧・瀬とり舟(1704))
    3. ( 高弁・高辯 ) 偉そうに話すこと。
      1. [初出の実例]「口に高弁(カウベン)を吐き」(出典:洒落本・水月ものはなし(1758)上)
  2. [ 2 ] 鎌倉初期の華厳宗の僧明恵(みょうえ)の諱(いみな)

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旺文社日本史事典 三訂版 「高弁」の解説

高弁
こうべん

1173〜1232
鎌倉初期の僧で,華厳宗復興の功労者
法号は明恵 (みようえ) 。紀伊の人。初め高雄山の文覚師事。1206年栂尾 (とがのお) 高山寺を開創し,華厳の道場とした。著書摧邪輪 (さいじりん) 』は,法然の『選択本願念仏集』を激しく攻撃し,鎌倉新仏教に対する理論的批判として著名。また栄西が宋から伝えた茶を栂尾山でも栽培した。

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改訂新版 世界大百科事典 「高弁」の意味・わかりやすい解説

高弁 (こうべん)

明恵(みょうえ)

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百科事典マイペディア 「高弁」の意味・わかりやすい解説

高弁【こうべん】

明恵(みょうえ)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高弁」の解説

高弁 こうべん

明恵(みょうえ)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「高弁」の解説

高弁
こうべん

明恵(みょうえ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「高弁」の意味・わかりやすい解説

高弁
こうべん

明恵

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高弁」の意味・わかりやすい解説

高弁
こうべん

明恵」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の高弁の言及

【明恵】より

…明慧とも書く。諱(いみな)は高弁,青年時代は成弁と称した。紀伊国有田郡石垣荘吉原村(現,和歌山県有田郡金屋町)の人。…

※「高弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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