高橋三千綱(読み)タカハシミチツナ

デジタル大辞泉 「高橋三千綱」の意味・読み・例文・類語

たかはし‐みちつな【高橋三千綱】

[1948~2021]小説家大阪の生まれ。スポーツ新聞記者などを経て作家生活に入る。「九月の空」で芥川賞受賞。自作の「真夜中のボクサー」で映画製作にもかかわる。他に「退屈しのぎ」「空の剣」「明日のブルドッグ」など。

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百科事典マイペディア 「高橋三千綱」の意味・わかりやすい解説

高橋三千綱【たかはしみちつな】

小説家。大阪生れ。サンフランシスコ州立大,早大英文科中退。留学中の体験をもとに新鮮な感覚青春を描いた《退屈しのぎ》で群像新人賞,《九月の空》で芥川賞を受賞した。ほかに《怒れど犬》《グッドラック》など。その後は歴史小説恋愛小説ミステリーエッセーなど幅広く活躍している。漫画原作も多い。
→関連項目群像

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋三千綱」の解説

高橋三千綱 たかはし-みちつな

1948- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和23年1月5日生まれ。セールスマン,通訳,東京スポーツの記者などを経験する。昭和49年「退屈しのぎ」で群像新人賞をうけて作家生活にはいり,53年剣道にうちこむ高校生の姿をさわやかにえがいた「九月の空」で芥川賞。58年自作の小説「真夜中ボクサー」の映画化に際し,製作,脚本,監督を担当した。大阪出身。早大中退。著作はほかに「お江戸の用心棒」など。

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