ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高橋俊乗」の意味・わかりやすい解説
高橋俊乗
たかはししゅんじょう
[没]1948.6.16.
教育史家。日本の古代・中世教育史研究の開拓者。小学校教師をつとめたのち,1918年京都大学を卒業。龍谷大学講師 (1923) ,教授 (27) となり,京都大学講師も兼任。研究領域は,学校教育史,教育思想史など広範にわたっており,その成果は『日本教育史』 (1923) ,『日本教育文化史』 (33) にまとめられている。代表作『近世学校教育の源流』 (43) は,石川謙との寺子屋論争が契機となって,近代学校教育の基盤となった前近代の教育機関の起源を解明したもので,博士論文ともなっている。
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