精選版 日本国語大辞典 「髫髪」の意味・読み・例文・類語 うな‐い‥ゐ【髫髪】 〘 名詞 〙 ( 「うな」は「項」、「ゐ」は「居」の意か )① 子供が髪の毛を首のあたりに垂らしている様子。また、その髪。うないがみ。[初出の実例]「一人の人有りて来る、被髪(ウナヰ)にして、身において血に塗れ」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇)② ( 髪を①のようにしている人の意 ) 幼い子供。うないこ。うないがみ。→うないはなり(髫髪放髪)。[初出の実例]「よんべのうなゐもがな、ぜにこはん」(出典:土左日記(935頃)承平五年正月九日) うない‐がみうなゐ‥【髫髪】 〘 名詞 〙① =うない(髫髪)①[初出の実例]「はごくみ返す烏羽玉の、涙を隠すうない髪」(出典:浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)六)② =うない(髫髪)②[初出の実例]「金次郎は、また情合(わけ)知らぬうなゐ髪」(出典:人情本・清談若緑(19C中)初) ちょう‐はつテウ‥【髫髪】 〘 名詞 〙 子どもが首のあたりまで髪の毛をたらしていること。また、その子ども。転じて、広く童児をいう。うない。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔後漢書‐伏湛伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「髫髪」の読み・字形・画数・意味 【髫髪】ちよう(てう)はつ 垂れ髪。その年齢。〔後漢書、伏湛伝〕(杜詩の湛を薦むる)髫髮にして志を(はげ)まし、白首なるも哀へず。實は以て王室を先後するに足り、名は以て人に光示するに足る。字通「髫」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
百科事典マイペディア 「髫髪」の意味・わかりやすい解説 髫髪【うない】 古代から中世にかけての童子の髪。3〜6歳の男女児の髪が肩あたりまであるのをいう。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報