床板(ゆかいた)を張る際には、表面から釘(くぎ)打ちすると見苦しいので、床板下の根太(ねだ)に目鎹(めかすがい)を取り付けて床板を留めるのが高級な手法である。目鎹は根太に固定され、上部の先端が床板の側面の穴に突き刺さって、床板を留める。そのため、床板の上を歩くと重みで床板が上下し、目鎹の先端と床板とが擦れ合って音が出て、床板をきしませる。その音が鶯の鳴くような感じになるものを鶯張りの床という。寺院や邸宅の渡り廊下など、人の往来によって多年の間に目鎹の穴が広がり、自然に妙音を発するようになったものが多い。京都知恩院の本堂と付属建造物をつなぐ渡り廊下は有名である。なお、当初から意図して鶯張りとするには、穴の大きさを加減するために試行錯誤を要し、むずかしい。
[工藤圭章]
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...