黄色い(読み)キイロイ

精選版 日本国語大辞典 「黄色い」の意味・読み・例文・類語

きいろ‐・い【黄色】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
  2. 黄色である。黄色をしている。
    1. [初出の実例]「煎豆腐の中へ鶏卵(たまご)が入って黄色くなったの」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉一七)
  3. 声の調子が高く鋭い。→黄色い声
    1. [初出の実例]「おれの声はうわずって、とにかく黄色かった」(出典:鮫(1963)〈真継伸彦〉三)
  4. 未熟であること、おとっていることをいう役者仲間の隠語。老練である意の「くろい(黒)」に対していう。しろい。→嘴(くちばし)が黄色い
    1. [初出の実例]「わるひ事を 白い(〈注〉キイロイとも云)」(出典:咄本・東都真衛(1804)とふせいじん)

黄色いの派生語

きいろ‐み
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android