飴色(読み)アメイロ

デジタル大辞泉 「飴色」の意味・読み・例文・類語

あめ‐いろ【×飴色】

水飴のような色。透明な黄褐色。「飴色の瓶」
[類語]黄色い黄色イエロークリーム色山吹色黄土色浅黄黄み卵色黄金こがね金色黄色おうしょく

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精選版 日本国語大辞典 「飴色」の意味・読み・例文・類語

あめ‐いろ【飴色】

  1. 〘 名詞 〙 水飴のような色。薄い黄褐色で、すきとおった感じの色。あめ。〔運歩色葉(1548)〕

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色名がわかる辞典 「飴色」の解説

あめいろ【飴色】

色名の一つ。半透明のやや明るい褐色デンプン麦芽を主材料にして作った水飴の色をさす。現代の水飴は無色透明だが、古来の水飴は麦芽を加えており薄い褐色に色づく。『日本書紀』にも記述がみられ、平安時代には甘味料として用いられていた。江戸時代になると菓子として普及する。またキャラメル色も飴色に似ており、こちらは砂糖を煮詰めて少し焦がした色。キャラメルは砂糖、水飴、練乳バターなどを主材料としたソフトキャンディ一種で、ポルトガル語のカラメロ語源。日本には16世紀ごろ菓子として伝来した。製品となったキャラメルには飴色のような透明感はない。飴色は皮革製品、ガラス工芸品などに多くみられ、使い込んだような風合いがある。またタマネギを香りが出るまで炒めるときに「飴色になるまで」と表現する。

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