黔首(読み)ケンシュ

デジタル大辞泉 「黔首」の意味・読み・例文・類語

けん‐しゅ【×黔首】

《「黔」は黒い色。古代中国で、一般民衆は何もかぶらず、黒い髪のままでいたところから》人民庶民
賢王聖主あまねき御恵を黎元れいげん―までに及ぼし給ふこと」〈十訓抄・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「黔首」の意味・読み・例文・類語

けん‐しゅ【黔首】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「黔」は黒色。昔、中国で一般民衆は冠物(かぶりもの)をつけないで黒髪を出していたところから ) 庶民。人民。町人黎首(れいしゅ)。きんしゅ。
    1. [初出の実例]「身居紫宮。心在黔首」(出典:続日本紀‐養老五年(721)二月癸巳)
    2. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

きん‐す【黔首】

  1. 〘 名詞 〙けんしゅ(黔首)色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「黔首」の読み・字形・画数・意味

【黔首】けんしゆ

人民。漢・賈誼〔過秦論、上〕是(ここ)に於て先王のを廢し、百家の言を燔(や)き、以て黔首を愚にす。名(やぶ)り、豪俊す。

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