小森 敏(読み)コモリ トシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小森 敏」の解説

小森 敏
コモリ トシ


職業
舞踊家

別名
別名=柏木

生年月日
明治20年

出生地
兵庫県 尼崎市

学歴
東京音楽学校(東京芸術大学)卒

経歴
三浦環に声楽師事、「釈迦」で環の相手役を務めた。その後帝国劇場歌劇部第1期生となり、ローシーについてダンスを修め、石井漠の「明暗」に助演。大正6年ニューヨークに渡り、11年パリに転じ、トシ・コモリの名で舞台に立ち「オリエンタル」「ケークウォーク」などの作品を発表。昭和11年帰国、12年小森敏舞踊研究所を設立、リサイタルや後進指導に努めた。作品に「カヴォット」「行列と舞踏調」「サーカス道化師」など。また、門下藤井公が小森敏を追想した「彼岸への対話」がある。

没年月日
昭和26年 10月 (1951年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「小森 敏」の解説

小森 敏
コモリ トシ

大正・昭和期の舞踊家



生年
明治20(1887)年

没年
昭和26(1951)年10月

出生地
兵庫県尼崎市

別名
別名=柏木 敏

学歴〔年〕
東京音楽学校卒

経歴
三浦環に声楽を師事、「釈迦」で環の相手役を務めた。その後帝国劇場歌劇部第1期生となり、ローシーについてダンスを修め、石井漠の「明暗」に助演。大正6年ニューヨークに渡り、11年パリに転じ、トシ・コモリの名で舞台に立ち「オリエンタル」「ケークウォーク」などの作品を発表。昭和11年帰国、12年小森敏舞踊研究所を設立、リサイタルや後進指導に努めた。作品に「カヴォット」「行列と舞踏調」「サーカスの道化師」など。また、門下の藤井公が小森敏を追想した「彼岸への対話」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小森 敏」の解説

小森敏 こもり-とし

1887-1951 大正-昭和時代の舞踊家。
明治20年9月6日生まれ。声楽家をこころざし帝劇歌劇部1期生となるが,ダンスをまなぶ。大正6年からパリなどの舞台で活躍。昭和12年小森敏舞踊研究所を設立し,藤井公(こう)らをそだてた。代表作に「サーカスの道化師」。昭和26年10月26日死去。64歳。兵庫県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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