深山鍬形(読み)ミヤマクワガタ

デジタル大辞泉 「深山鍬形」の意味・読み・例文・類語

みやま‐くわがた〔‐くはがた〕【深山×鍬形】

クワガタムシ科の甲虫体長は雄で約4~7センチ。体色は濃褐色または黒褐色。成長した雄のあごは湾曲してよく伸び、内側鋸歯きょしをもつ。北海道から九州にかけて分布
オオバコ科多年草本州高山帯に分布する高山植物。高さ約20センチ。夏、紫色の花を房状につける。

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精選版 日本国語大辞典 「深山鍬形」の意味・読み・例文・類語

みやま‐くわがた‥くはがた【深山鍬形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゴマノハグサ科の多年草。北海道、本州中部以北の高山草地や岩礫地に生える。高さ一〇~三〇センチメートル。葉は長柄をもち、根ぎわに多く対生。葉身は卵状長楕円形で、縁に粗い鋸歯(きょし)がある。夏、茎頂に先の四裂した淡紫色の花が咲く。花冠には紅紫色のすじがある。和名バンダイクワガタ。みやまとらのお。みやまくわがたそう。
  3. クワガタムシ科の甲虫。体長は三・五~七センチメートル。体色は濃褐色または黒褐色。雄には内側に数個の突起のある大きなあごがある。各地に分布し、夏に山地で見られる。〔日本昆虫学(1898)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「深山鍬形」の解説

深山鍬形 (ミヤマクワガタ)

学名Veronica schmidtiana subsp.senanensis
植物。ゴマノハグサ科の多年草,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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