風間 道太郎(読み)カザマ ミチタロウ

20世紀日本人名事典 「風間 道太郎」の解説

風間 道太郎
カザマ ミチタロウ

昭和期の平和運動家,評論家



生年
明治34(1901)年6月6日

没年
昭和63(1988)年8月25日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大法学部卒

経歴
一高、東大時代から尾崎秀実と親しく、昭和16年、尾崎が国際スパイ事件で逮捕されるまで交際は続いた。戦後の21年、尾崎の獄中書簡集を編集「愛情はふる星のごとく」を出版、ベストセラーとなった。また34年には伝記「ある反逆―尾崎秀実の生涯」を出し、43年全面改稿し「尾崎秀実伝」として再刊した。戦時中は一時、大政翼賛会文化部副部長を務めたが、すぐ辞めて農業に従事した。戦後、日本平和委員会にも参加、左翼系の出版活動に従事した。反戦詩集「二十世紀の変貌」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「風間 道太郎」の解説

風間道太郎 かざま-みちたろう

1901-1988 昭和時代作家
明治34年6月6日生まれ。一高時代から羽仁五郎,尾崎秀実(ほつみ)らとまじわる。一時,大政翼賛会に勤務。戦後,日本学園高でおしえるかたわら,「尾崎秀実伝」などを執筆。日本平和委員会にもかかわった。昭和63年8月25日死去。87歳。東京出身。東京帝大卒。エッセイに「家出をしないノラ」,反戦詩集に「二十世紀の変貌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「風間 道太郎」の解説

風間 道太郎 (かざま みちたろう)

生年月日:1901年6月6日
昭和時代の平和運動家;評論家
1988年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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