超伝導量子干渉素子。ジョセフソン接合を含むループを流れる電流が臨界値をこえると、磁束量子が接合に取り込まれる。そのたびに電流の位相が2π(パイ)だけ変化して同じ状態が再現されるため、磁界に対応して周期性のある量子干渉パターンが生ずる。磁束量子はひじょうに小さいため、磁界との関係からこれを単位にして微小磁界が測定できる。交流駆動の1個のジョセフソン接合のRF‐SQUIDと、直流駆動の2個のジョセフソン接合のDC‐SQUIDがある。前者は後者より構造は簡単で動作の安定性はよいが、感度は1けた悪い。地磁気の100億分の1の感度があることなどから、脳、心臓、筋肉、眼球などの活動による微小磁界が測定できる。
[岩田倫典]
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…軟体動物門頭足綱のうち,現生ではコウイカ目Sepioidea,ツツイカ目Teuthoidea(あわせて十腕形類Decembrachiata)を総称。英名ではコウイカ類のように体の短いものをcuttlefish,ヤリイカ,スルメイカのように体の細長いものをsquidという。全世界の海におよそ400~500種,日本を含む北西太平洋に90~100種すむと推定される。…
… 超伝導体のループを作ると永久電流が流れ,ループには一定の磁束量子(約2×10-15Wb)と呼ばれる量の整数倍の磁束が永久保存される。このループの一部にジョセフソン素子を入れたものはSQUID(スクイド)と呼ばれる。このSQUIDにおいては,ジョセフソン素子は比較的弱い臨界電流値をもつので,外界より磁束を与え,素子に流れる電流を臨界電流以上にすることで簡単にループの磁束を変えることができる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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