UFJ銀行(読み)ゆーえふじぇーぎんこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「UFJ銀行」の意味・わかりやすい解説

UFJ銀行
ゆーえふじぇーぎんこう

都市銀行の旧名称。2002年(平成14)1月、三和銀行東海銀行合併して誕生した。正しくは「ユーエフジェイ銀行」。持株会社UFJホールディングス(2001年4月設立)のもと、UFJ信託銀行(旧東洋信託銀行。2005年10月より三菱(みつびし)UFJ信託銀行)と、UFJグループを形成した。2005年10月にUFJホールディングスと三菱東京フィナンシャル・グループが合併、三菱UFJフィナンシャル・グループとなり、UFJ銀行はその傘下となった。さらに2006年1月に同グループとなった東京三菱銀行と合併、三菱東京UFJ銀行となり、2018年4月三菱UFJ銀行と改称した。UFJ銀行は本店を名古屋市に置き、東京と大阪に本部があった。国内店舗数497、海外拠点(支店、出張所、駐在員事務所)26。資本金1兆2586億円、総資産68兆1840億円(2005年3月末)。初代頭取は寺西正司(てらにしまさし)(1947― 。前三和銀行専務)。

[編集部 2018年8月21日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「UFJ銀行」の意味・わかりやすい解説

UFJ銀行
ユーエフジェーぎんこう

三菱UFJ銀行前身の一つ。三和銀行東海銀行東洋信託銀行の 3行が 2001年4月,共同持株会社 UFJホールディングスを設立。三和銀行と東海銀行は 2002年1月15日に合併し,UFJ銀行となった。本店を名古屋市に置き,UFJグループの中核銀行として機能することを目指した。一方,東洋信託銀行は社名UFJ信託銀行に変更した。UFJは,United Financial of Japan(ユナイテッド・フィナンシャル・オブ・ジャパン)の頭文字。金利環境に左右されない安定的な収益源を確保すべく,手数料収入の増加や,投資銀行業務や財務管理業務などの開拓に努めた。UFJグループは 2005年10月に三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合して三菱UFJフィナンシャル・グループとなり,UFJ銀行は 2006年1月に東京三菱銀行と合併して三菱東京UFJ銀行(2018三菱UFJ銀行に行名変更)となった。

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