知恵蔵 「AppleWatch」の解説
Apple Watch
スタンダードなステンレススチール製と、酸化皮膜処理され、汗に強いスポーツタイプのアルミニウム製、高級感のある18金製の3種類があり、いずれも同社のスマートフォン「iPhone5」以降と組み合わせることで、時計以外の様々な機能が利用できる。
なお、文字盤には、色々なタイプの時計表示と、ストップウオッチ、株式相場、天気予報などを組み合わせることができ、200万通り以上のカスタマイズが可能。
タッチパネルによる操作の他に、一般的な腕時計で竜頭(りゅうず)と呼ばれる、針を動かすためのつまみと同様のつまみを搭載しており、アップル社は、これを「デジタルクラウン」と名付けている。
デジタルクラウンを腕時計の竜頭のように回すことで画面のズームやスクロールが、押しこむことでホーム画面へ戻る操作などができる。また、デジタルクラウンの下にあるもう一つのボタンを押せば、頻繁に連絡を取る人たちがサムネイルで表示され、メッセージを送信することができる。iPhoneにかかってきた電話も、内蔵されたスピーカーとマイクを使用して応答することができる。
更に、Apple Watchには「デジタルタッチ」という機能がある。同機能では、画面に描いたスケッチを友人とシェアしたり、2本の指を画面に押し当てることで、内蔵された心拍センサーが心拍数を読み取って、「今の気持ち」を送信したりすることができるなどといった、ユニークなコミュニケーションが可能となっている。
その他、全身の動きや運動強度の測定を可能とする各センサーが搭載されており、「ワークアウトアプリケーション」と呼ばれる表示機能によって、時間、距離、カロリー、ペースなどのデータが、リアルタイムでかつ、分かりやすいカラフルな表示で確認できるなど、フィットネスに関する機能も充実している。
(横田一輝 ICTディレクター/2014年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報