ストップウォッチ(読み)すとっぷうぉっち(英語表記)stop watch

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ストップウォッチ」の意味・わかりやすい解説

ストップウォッチ
すとっぷうぉっち
stop watch

時間間隔の測定をするための携帯型の測時機で、時刻を指示しないものをいう。かつてヨーロッパでは、普通の秒針を備えたウォッチでテンプに停止装置をつけたものをストップウォッチとよんでいた。押しボタンなどの操作によって秒針あるいは表示を、始動、停止、帰零(きれい)でき、測定時間の合計を示す装置を備えている。秒針の刻みは5分の1、10分の1、50分の1、100分の1などがあり、使用目的によって30分計、60分計、長いものでは12時間計もみられる。文字板には、スポーツ競技用、生産管理用、距離計速度計回転計などの特殊目盛りをもつものがある。

[元持邦之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストップウォッチ」の意味・わかりやすい解説

ストップウォッチ
stopwatch

時間経過を秒以下の単位で精密にはかる特殊時計。通常大型懐中時計に似た形で,目盛りは1/5~1/100秒。押しボタンの操作で秒針の発進,停止,停止後続進,零点戻しなどができ,またラップタイムをとるため秒針とボタンを2組以上もつものもある。競技記録の測定や物理実験などに用いられる。競技場などでは,電子回路との連係遠隔操作により電光表示式としたデジタル時計もよくみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android