翻訳|CAM
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…熱帯・亜熱帯の半砂漠に多い多肉植物は葉とか茎・根が多肉化し,貯水組織を発達させる。多肉植物には,水分損失の少ない夜間に気孔を開いて取り入れた二酸化炭素をリンゴ酸に変えて液胞に貯え,昼間に再び二酸化炭素にもどし,気孔を閉じて蒸散を防いだまま光合成を行うCAM(ベンケイソウ型有機酸代謝)植物が多い。(2)根系を発達させて吸水能力を高める。…
…CO2補償点がきわめて低く(5ppm以下),強光,高温,低CO2濃度中での光合成速度はC3植物より高い。ベンケイソウ科の植物では,夜間に気孔が開いてCO2を吸収し,これがリンゴ酸として蓄えられ,昼間は気孔が閉じてリンゴ酸が減少し,デンプンを形成するという日変化を示すことが古くから知られており,この代謝形式は,ベンケイソウ型有機酸代謝crassulacean acid metabolism(CAM)と呼ばれていた。C4植物の研究の進展の結果,C4植物では葉肉細胞と維管束鞘細胞との協調で2種のCO2固定反応が空間的に分けて行われているのに対し,CAM植物ではこの2種の反応が夜と昼というように時間的に分けて行われる,すなわち夜間PEPCによるCO2固定が行われ,昼間はこのCO2がカルビン回路で再固定されることが明らかにされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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