20世紀西洋人名事典 「K.ゲーデル」の解説
K. ゲーデル
Kurt Gödel
1906.4.28 - 1978.1.14
米国の数学者。
元・プリンストン高等研究所教授,元・ハーバード大学名誉教授。
ブルノ(オーストリア、現チェコスロバキア)生まれ。
ウィーン大学で学び、1930年学位取得。その後、ナチスに追われ’38年渡米、’40年よりプリンストン高等研究所で研究に従事、’53年同研究所教授となり、’76年まで務める。この間、’48年にアメリカ市民権を得、’51年エール大学、’52年ハーバード大学の名誉教授も務めた。研究分野は記号論理学、数理哲学、集合論に及び、ゲーデルの完全性定理、ゲーデルの不完全性定理、ゲーデルの証明など多くの業績を残した。著書に「選択公理および一般連続体仮説の集合論の公理との無矛盾性」(’40年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報