メートル法に属する単位系の一種。MKS単位系に電流の単位アンペア(A)を加えて拡張したもので,現今の国際単位系の原型ともいえる重要な単位系である。基本量として長さ,質量,時間および電流を選び,それぞれに対応する基本単位として,メートル(m),キログラム(kg),秒(s)およびアンペア(A)を選んで,これらの組合せにより他のさまざまな量の単位を構成していく単位系である。面積の平方メートル(m2),速度のメートル毎秒(m/s)や電流密度のアンペア毎平方メートル(A/m2)などのほか,特別の名称を与えられた単位,例えば電力・仕事率のワット(W),磁束密度のテスラ(T)が,この単位系に含まれる。1930年代に提案されて以来,実用性の高い単位系と認められ,しだいに広く用いられるようになった。
執筆者:高田 誠二
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
「MKS単位系」のページをご覧ください。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
最近まで用いられていた単位系の一種.基本単位として長さに m,質量に kg,時間に s,電流に A を採用しているのでこの名がある.この単位系を基にして一部改良したのが国際単位系(SI単位)である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…35年に独立な電気の単位として電流の単位アンペアを採用すれば電磁気の単位の次元が整数になることが示された。これがMKSA単位系である。このMKSA単位系に熱力学温度のケルビン度と光度のカンデラを加えて熱力学や測光学の分野まで体系化した単位系が国際単位系である。…
※「MKSA単位系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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