XRISM(読み)クリズム

デジタル大辞泉 「XRISM」の意味・読み・例文・類語

クリズム【XRISM】[X-ray imaging and spectroscopy mission]

X-ray imaging and spectroscopy mission》令和5年(2023)に打ち上げられたX線天文衛星。平成28年(2016)に打ち上げられ、短期で運用終了したひとみ後継として、JAXA宇宙航空研究開発機構)を中心に欧米と協力して開発。7電子ボルトという高いエネルギー分解能X線エネルギーを測定するマイクロカロリーメーター、広視野・高感度の撮像をする軟X線検出器搭載銀河団をとりまく高温ガスの挙動組成ブラックホール周辺から発せられるX線などの観測を行う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「XRISM」の解説

XRISM(クリズム)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が米航空宇宙局(NASA)などと共同開発した天体観測衛星で、宇宙の成り立ちを解明することを目指す。望遠鏡とエックス線の検出器を備え、天体や高温ガスから放たれるエックス線を観測し、地球から約5500万光年離れたM87銀河の巨大ブラックホールなどを調べる計画全長約8メートル、重さ約2・3トン。2016年に打ち上げ後、トラブルが発生し運用を断念した天体観測衛星「ひとみ」の後継機となる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む