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相手に質問しながら、その人の潜在能力や問題の解決策を自主的に引き出し、人材開発を進める技術。コーチング専門の資格をもった職業をさす場合もある。もともとはスポーツ界の指導者を意味する用語だったが、ビジネス界でも人材育成の技術(スキル)として幅広く使われるようになった。
コーチcoachの語源は「馬車の人を乗せる部分」で、ここから「人を望むところへ送り届ける」との意味が派生した。コーチングは自主的行動を促す点で、コンサルティングや相談などとは別物とされる。1980年代に、バスケットボール、フットボール、ゴルフなどプロスポーツの分野でコーチングを体系的技術として理論化する試みが盛んになった。1990年代に入ると、企業の社員教育などの目的で広く普及。1995年にアメリカに国際コーチ連盟International Coach Federationができ、日本でも1999年(平成11)に日本コーチ協会、2002年に日本コーチ連盟が発足した。
[編集部]
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