三上(読み)ミカミ

デジタル大辞泉 「三上」の意味・読み・例文・類語

みかみ【三上】

姓氏の一。
[補説]「三上」姓の人物
三上於菟吉みかみおときち
三上参次みかみさんじ
三上義夫みかみよしお

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【三上】

欧陽脩「帰田録」の「余、平生作る所の文章多くは三上に在り。すなはち馬上・枕上ちんじゃう厠上しじゃうなり」から》文章を考えるのに最も都合がよいという三つの場面。馬に乗っているとき、寝床に入っているとき、便所に入っているとき。

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精選版 日本国語大辞典 「三上」の意味・読み・例文・類語

さん‐じょう‥ジャウ【三上】

  1. 〘 名詞 〙 文章を練るのに、最も都合のよいといわれる三つの場所。馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)をいう。〔蠡測集(16C中頃)〕 〔帰田録‐二〕

みかみ【三上】

  1. 姓氏の一つ

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普及版 字通 「三上」の読み・字形・画数・意味

【三上】さんじよう(じやう)

作文工夫をこらすところ。〔帰田録、二〕余(われ)生作る、多くは三上に在り。乃ち馬上・枕上・廁上(しじやう)なり。蓋(けだ)し惟だ此れ尤も思ひを屬すべきのみ。

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