宇津峠(読み)うつとうげ

日本歴史地名大系 「宇津峠」の解説

宇津峠
うつとうげ

飯豊町小国おぐに沼沢ぬまざわの境に位置し、標高四九一メートル、杉立すぎたて(標高六六四・三メートル)いでヶ峰(同六九四・二メートル)の鞍部にあたる。近世、越後街道最大の難所でとくに東側が急勾配であった。同街道一三峠の一つ。正保二年(一六四五)の清帳(市立米沢図書館蔵)では「うつほ坂」、正保国絵図では「靭峠」と記される。かつて峠道は本道脇道の二筋があり、本道は曲折が多かったため、炭焼などは急坂近道を利用したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇津峠」の意味・わかりやすい解説

宇津峠
うつとうげ

山形県南部,米沢市から新潟県坂町へいたる十三峠街道にある 13峠のうちの1つ。標高 491m。米沢市の北西,飯豊・小国両町の境に位置し,JR米坂線,国道 113号線が峠の下をトンネルで抜ける。

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