数量分類学(読み)すうりょうぶんるいがく(その他表記)numerical taxonomy; taximetrics

最新 地学事典 「数量分類学」の解説

すうりょうぶんるいがく
数量分類学

numerical taxonomy

純粋に機械的あるいは数理的手段によって生物を分類する科学表形学,表形分類学とも。可能な限り多くの形質を用い,タクサ間の総体的な類似度に基づく。すべての形質を等価とみなし,共有する形質の数を計算してグループ分けを行う。タクサ間の類似度が樹状図のうえで数量的に表されるのが特徴。収斂れん平行進化による類似を区別できないのが欠点

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参照項目:分類学

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関連語 犬塚

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「数量分類学」の意味・わかりやすい解説

数量分類学
すうりょうぶんるいがく
numerical taxonomy; taximetrics

比較的新しい分類学の一つの手法であって,多数の形質を種間で比較し合い,合致度を数量化し,その数値に従って分類体系を組立てようとするもの。考え方の方向は古くにさかのぼるが,明確な形で提唱したのは R.ソカルと C.ミッチナーで 1957年のことであった。少数の形質だけに注目すると分類体系は人為的となり,また主観によるかたよりが生じやすいとの立場から出てきたもので,技術的にも,コンピュータの利用しやすい現代になじむ手法なので,注目を集めている。ただし選択する形質はそれぞれ独立した変数でなければならず,またすべて同じ重みを有するものであるべきであるが,そのことの確認が得がたいのではないかなどの批判がある。在来の方法での系統関係と異なる結論が出た場合,どのように考えるかなどは,今後の問題といえる。

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