日韓関係(読み)にっかんかんけい

共同通信ニュース用語解説 「日韓関係」の解説

日韓関係

従軍慰安婦問題や元徴用工問題など過去の植民地支配に伴う歴史問題が最大の懸案となってきた。朴槿恵パク・クネ政権は2015年、慰安婦問題の解決を確認する政府間合意を日本と結んだが、次の文在寅ムン・ジェイン政権が事実上白紙化。文政権下の18年には韓国最高裁で日本企業に元徴用工らへの賠償を命じる判決が確定し、解決済みとの立場の日本は反発した。尹錫悦ユン・ソンニョル政権は23年、韓国の財団が賠償を肩代わりする解決策を示し、両国関係が大きく改善した。李在明イ・ジェミョン大統領は当時、野党代表で、尹氏の対日政策を「屈辱外交」と批判していた。(ソウル共同)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日韓関係」の意味・わかりやすい解説

日韓関係
にっかんかんけい

日本と韓国(大韓民国)との関係。第二次世界大戦終結前後の複雑な国際情勢のもと朝鮮半島北緯38度線を境として南北に分断され、1948年8月南側に韓国が成立した。「日韓関係」は、この韓国と日本との、同国成立以来現在に至る関係を意味するが、この関係については「日本と朝鮮半島との関係(第二次世界大戦後)」の項目で詳述するので同項目を参照されたい。

 なお、日本と朝鮮との関係のうち、古代から日本の明治時代に至るまでは「日朝交渉史」の項目を、また、1910年の日本による「韓国併合」から第二次世界大戦の日本の敗戦による朝鮮解放・独立までは「朝鮮史」の項目を参照されたい。

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