普遍学(読み)ふへんがく(その他表記)mathesis universalis

精選版 日本国語大辞典 「普遍学」の意味・読み・例文・類語

ふへん‐がく【普遍学】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] mathesis universalis の訳語 ) あらゆる認識を、少数の単純な概念とそれを含む公理から記号的演算によって演繹的に導こうという学問。デカルトに始まり、ライプニッツが実際に樹立しようとしたもので、現代の記号論理学に通じる。普遍数学。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普遍学」の意味・わかりやすい解説

普遍学
ふへんがく
mathesis universalis

近世初頭の西欧に流布した学問理念。普遍数学ともいう。これに着想を得たデカルトは学問対象の個別性に左右されず,諸学に等しく有効性をもつ「秩序と数量関係の学」の樹立を志し,やがてそれを方法の規則として結実させた。複雑なものを単純なものに還元するその考えはライプニッツの根本的構想でもあり,彼は全人類の思想を基本要素の「結合」によって構成することを考え,「普遍記号法」とあわせて,推論一般の学としての普遍学を主張した。

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