活を入れる(読み)かつをいれる

精選版 日本国語大辞典 「活を入れる」の意味・読み・例文・類語

かつ【活】 を 入(い)れる

柔道などの術で、気絶した人の急所をついたりもんだりして、息を吹き返らせる。
落語・つよがり(1890)〈三代目三遊亭円遊〉「気絶ウしてドターリ倒れるのを、脇肋(わきぼね)の辺を望んで、ウンと活(クヮツ)を入れると」
② 活発でないもの、衰弱したものなどに、刺激を与えて元気づける。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「田川夫妻の見送人たちはこの声で活(クヮツ)を入れられたやうになって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「活を入れる」の意味・読み・例文・類語

かつ・れる

柔道などの術で、気絶した人の息を吹き返らせる。
刺激を与えて元気づける。「人事異動組織に―・れる」
[補説]「喝を入れる」と書くのは誤り。
[類語]励ます力付ける引き立てる元気付ける螺子ねじを巻く発破をかける鼓舞督励鞭撻激励声援

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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