共同通信ニュース用語解説 「浮島丸事件」の解説
浮島丸事件
太平洋戦争終結直後の1945年8月22日、朝鮮人労働者を乗せ、青森県の大湊港から韓国の釜山に向かった旧日本海軍の輸送船「浮島丸」(4730トン)が同24日夕方、京都府の舞鶴港で爆発し沈没した。国の発表では、乗船者は乗客の朝鮮人3735人と乗員255人、死者は乗客524人と乗員25人。原因は米軍が敷設した機雷とした。韓国人生存者や遺族による訴訟で京都地裁は2001年、安全配慮義務違反を認め国に賠償を命じたが、二審で逆転敗訴し、04年最高裁で確定。東京都目黒区の祐天寺に犠牲者280人分の遺骨が残る。
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