組織票(読み)ソシキヒョウ(その他表記)organized block votes

デジタル大辞泉 「組織票」の意味・読み・例文・類語

そしき‐ひょう〔‐ヘウ〕【組織票】

選挙で、ある団体がまとまって特定政党候補者に投じる票。固定票基礎票

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精選版 日本国語大辞典 「組織票」の意味・読み・例文・類語

そしき‐ひょう‥ヘウ【組織票】

  1. 〘 名詞 〙 選挙で、労働組合宗教団体業界団体などが、まとまって一定候補者に投ずる票。
    1. [初出の実例]「どういう組織のものでも、組織票となるとありがたいのですから」(出典:検事霧島三郎(1964)〈高木彬光〉一五)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「組織票」の意味・わかりやすい解説

組織票
そしきひょう
organized block votes

選挙の際,ある特定の候補者の集票能力を高めるために,その候補に投票するように組織ごとにまとめられた票。日本では伝統的に,自民党の候補者は後援会を持ち,後援会が地元 (選挙区内) の消防団青年団婦人会などを組織ごとにまとめて各々の組織のメンバーほぼ全員の票を集める戦術をとってきた。 1970年代に出現した「企業ぐるみ選挙」も組織票づくりの一形態である。それはある企業の上層部がある特定の候補の支持を決めると,従業員全員にその候補への投票を促したり,ときには強要する形をとって,組織票づくりをするものであるが,近年批判の対象になっている。

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