聞診(読み)ぶんしん

精選版 日本国語大辞典 「聞診」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐しん【聞診】

〘名〙 漢方で、四診と呼ばれる四種の診断法の一つ医師聴覚嗅覚より得られる情報による診断法で、患者の声、咳喇、腹鳴、振水音、体臭排泄物分泌物臭いなどがその対象となる。

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デジタル大辞泉 「聞診」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐しん【聞診】

漢方の四診の一。患者の口臭・体臭・分泌物の臭気をかいだり、音声呼吸音腹部の異常音などを聞いたりして診察する方法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の聞診の言及

【四診】より

…外観のほかに重視されるのは舌診であって,舌苔の状態が細かく分類されている。聞診は患者の咳や呼吸音,胃部の振水音などによる診断法であるが,音声の力の有無によって状態を判断するなど,西洋医学と違った点もある。口臭,体臭などのにおいをかぐのも聞診にはいる。…

※「聞診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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