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四診 シシン

世界大百科事典 第2版の解説

ししん【四診 sì zhěn】

中国伝統医学(日本の漢方医学も含める)で用いられている望,聞,問,切の4種の診断法をいう。望とは視診であって,黄疸とか皮膚の発疹の観察のように西洋医学と共通するものもあるが,栄養状態とか皮膚の色沢などから患者の一般状態を判断し,それを治療に大きく反映させるという,より積極的な意義ももっている。外観のほかに重視されるのは舌診であって,舌苔の状態が細かく分類されている。聞診は患者の咳や呼吸音,胃部の振水音などによる診断法であるが,音声の力の有無によって状態を判断するなど,西洋医学と違った点もある。

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大辞林 第三版の解説

ししん【四診】

漢方で、望(視診)・聞(聴診)・問(問診)・切(触診)の四つの診察法。

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世界大百科事典内の四診の言及

【医者】より

…仏教色を一掃して医術の根本理念を儒学の慈仁に求め,察証弁治の治療心得を強調した。神,聖,功,巧の四知(望,聞,問,切の四診)を励行して病因を察したばかりか,急性と慢性疾病の区別を明確にし,年齢や性別,生活環境のちがいに応じて臨機応変に合理的治療を行った。その医術は《啓迪(けいてき)集》に集約されている。…

【漢方薬】より

…そして病態は気滞,血滞,瘀血(おけつ),水毒などの要因を基盤に表れるものとされる。病態はすべて医師の五感によって検知されるのであって,この検知の方法は望,聞,問,切の4種に分けられ,合わせて四診という。〈望〉は望見の意味で,視診に相当する。…

※「四診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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