出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…以上のようなもののほか,江戸時代の料理書には丸のまま熱湯をくぐらせたミョウガを串(くし)にさして,トウガラシみそをつけて焼く〈みょうが田楽〉,縦に刻み調味して煮たミョウガを,固くしぼってノリ巻にした〈みょうが浅草けんちん〉などというものが見られる。ミョウガはさわやかな辛みと香気をもつ日本的な食品として愛好されるが,食べると物忘れするというので鈍根草(どんごんそう)の異名があり,空腹のあまり,かたわらの料理のミョウガをつまみ食いした稚児を見て,そばにいた人が修業中の若い人は物忘れをしないために食わないものだというと,稚児は空腹を忘れるためにもっと食おうといった(《軽口露がはなし》)というような笑話がいくつも伝えられている。【鈴木 晋一】。…
※「鈍根草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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