ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魚屋北渓」の意味・わかりやすい解説
魚屋北渓
ととやほっけい
[没]嘉永3(1850).4.9. 江戸
江戸時代後期の浮世絵師。本名は岩窪辰行,俗称は初五郎のち金右衛門。字は拱斎,号は葵岡 (きこう) 。魚屋だったので魚屋北渓と呼ばれた。初め狩野雅信に習い,のち葛飾北斎に師事。狂歌本の挿絵,狂歌摺物 (すりもの) にその特色を示した。主要作品『諸国名所』『古今狂歌撰』。
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