【北冥】ほくめい
- 普及版 字通
- 最北の海。〔荘子、逍遥遊〕北冥に魚り。其の名を鯤(こん)と爲す。鯤の大いさ、其の千里なるを知らざるなり。字通「北」の項目を見る。
【冥奥】めいおう
- 普及版 字通
- 奥深い。字通「冥」の項目を見る。
【冥願】めいがん
- 普及版 字通
- 後生を祈る。字通「冥」の項目を見る。
【冥屈】めいくつ
- 普及版 字通
- 罪。字通「冥」の項目を見る。
【冥路】めいろ
- 普及版 字通
- よみじ。宋・柳永〔秋香引〕詞 (こ)の回(たび)みは斷ゆ 永く天涯の(へだ)たりを作(な)せり 仙島に向へるか 冥路に歸れるか 兩(ふたつ)ながら息…
【盲冥】もうめい
- 普及版 字通
- 失明。字通「盲」の項目を見る。
【洞冥】どうめい
- 普及版 字通
- 暗きを通し明るくする。晋・陸機〔漢高祖功臣頌〕策を淮陰(韓信)に協(あは)せ、迹(あと)を(何)に亞(つ)ぐ。(張良)師と作(な)り、幽をじ冥を洞(…
めい‐きょう〔‐キヤウ〕【冥境】
- デジタル大辞泉
- 「冥界」に同じ。
みょう‐おう〔ミヤウ‐〕【冥応】
- デジタル大辞泉
- 仏語。知らないうちに神仏が感応して加護や利益りやくを授けること。冥感。
みょう‐おん〔ミヤウ‐〕【冥恩】
- デジタル大辞泉
- 目に見えない神仏の恩恵。冥加みょうが。「これ天照大神の―なり」〈盛衰記・四〇〉
みょう‐かん〔ミヤウクワン〕【冥官】
- デジタル大辞泉
- 冥界みょうかいの官人。地獄の閻魔えんまの庁の役人。
みょう‐けん〔ミヤウ‐〕【冥見】
- デジタル大辞泉
- 人々の知らないところで、神仏が衆生を見守っていること。冥鑑みょうかん。冥覧みょうらん。
【宕冥】とう(たう)めい
- 普及版 字通
- 天の奥深いさま。また、暗愚。漢・王褒〔洞簫の賦〕是(ここ)に於て、乃ち夫(か)の性昧の宕冥にして、生まれながらにして天地の體勢を覩(み)ず、白の…
【渾冥】こんめい
- 普及版 字通
- 幽深。字通「渾」の項目を見る。
【焦冥】しようめい
- 普及版 字通
- 焦螟。字通「焦」の項目を見る。
【冥衣】めいい
- 普及版 字通
- 葬送に用いる紙衣。字通「冥」の項目を見る。
【冥昭】めいしよう
- 普及版 字通
- 昼夜。字通「冥」の項目を見る。
【冥中】めいちゆう
- 普及版 字通
- あの世。字通「冥」の項目を見る。
【冥黙】めいもく
- 普及版 字通
- くらく奥深い。字通「冥」の項目を見る。
【窈冥】よう(えう)めい
- 普及版 字通
- 暗くかげるさま。〔史記、項羽紀〕是(ここ)に於て、大風西北よりしてり、木を折り屋を發(ひら)き、沙石を揚げ、窈冥として晝も(くら)く、楚軍をす。…
冥器 míngqì
- 中日辞典 第3版
- ⇀míngqì【明器】
めい‐かん(‥クヮン)【冥官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒みょうかん(冥官)
めい‐きょう(‥キャウ)【冥境】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 よみじ。冥土。冥界。[初出の実例]「冥境(メイキャウ)は罪悪の人の依処」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)乙)[その他の文献]〔李嶠‐請…
めい‐りょ【冥慮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =みょうりょ(冥慮)
みょう‐しゅ(ミャウ‥)【冥衆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 鬼神・閻魔王のような、人の目には見えない諸天・諸神。[初出の実例]「賊首縦成二此思一、冥衆因レ茲引レ彼不レ可レ棄レ是」(出…
みょう‐どう(ミャウダウ)【冥道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。死後の世界。特に閻魔王のいるところ。地獄。冥界。冥府。[初出の実例]「我、死つる時、冥道の悪鬼等、我を駈り追て将去(ゐてさり…
ちん‐めい【沈冥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 静かで奥深いこと。人目につかないでひっそりとしていること。また、そのさま。[初出の実例]「嬾拙無レ堪世事労、沈冥高臥興滔…
みょう‐かん(ミャウクヮン)【冥官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。冥界の官人。地獄の閻魔王の庁所属の役人。[初出の実例]「是天帝釈冥官集会、勘二定衆生善悪一処矣」(出典:大日本国法華経験記(1…
げん‐めい【玄冥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 奥ふかくかすかなこと。また、真理の奥深いさま。〔荘子‐大宗師〕② 刑殺をつかさどる、大陰、冬、北方の神。転じて、冬の異称。《 季語…
めい‐き【冥鬼】
- デジタル大辞泉
- 冥界にいるという鬼。
みょう‐かん〔ミヤウ‐〕【冥感】
- デジタル大辞泉
- 「冥応みょうおう」に同じ。「真実の―をきこしめすべく候」〈愚管抄・六〉
みょう‐けん〔ミヤウ‐〕【冥顕】
- デジタル大辞泉
- 《「みょうげん」とも》冥界と顕界。死後の世界と現実の娑婆しゃば世界。「―につけてその恐れ少なからず候」〈平家・三〉
みょう‐りょ〔ミヤウ‐〕【冥慮】
- デジタル大辞泉
- 神仏のおぼしめし。目に見えない神仏の心。「仏陀の―にそむくべからず」〈平家・二〉
冥談
- デジタル大辞泉プラス
- 京極夏彦の長編小説。2010年刊行。現代怪談シリーズ。
青冥(ちんみん)
- デジタル大辞泉プラス
- 株式会社青冥が展開する中華料理店のチェーン。創業は1967年。
めいぐ【冥具】
- 改訂新版 世界大百科事典
めいこん【冥婚】
- 改訂新版 世界大百科事典
めいしょう【冥鈔】
- 改訂新版 世界大百科事典
めい‐あん【冥暗・冥闇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動タリ )① くらいこと。また、そのさま。くらやみ。やみ。みょうあん。[初出の実例]「日月の光をもみず、めいあんのうちに、年月をお…
めい‐かん【冥感】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒みょうかん(冥感)
めい‐ばく【冥漠・冥&JISEED8;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) くらくて遠いこと。また、幽玄であること。また、そのさまやそのところ。特に、死後の世界をいう。[初出の実例]「精霊入二冥漠…
みょう‐けん(ミャウ‥)【冥&JISF6A4;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神仏が衆生をみていること。冥見。冥鑑。[初出の実例]「仰二宗廟之冥睠一て、欲レ致二社稷之安全一ふ」(出典:勘仲記‐弘安五年(1282)八…
みょう‐らん(ミャウ‥)【冥覧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神仏が、人の行ないを知らず知らずの間にいつも正しく見ていること。また、そうして人に加護を与えること。冥鑑(みょうかん)。[初出の実…
みょう‐い(ミャウヰ)【冥威】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 知らないうちにはたらいている神仏や霊魂などの威光・力。[初出の実例]「彌増二和光之冥威一〈略〉文治元年八月廿八日」(出典:東大寺続…
みょう‐かん(ミャウ‥)【冥感】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =みょうおう(冥応)[初出の実例]「冥感終無レ馴二白鹿一、外聞幸免レ喚二蒼鷹一」(出典:菅家文草(900頃)三・行春詞)「そも我国は神…
【夜冥】やめい
- 普及版 字通
- 暗夜。字通「夜」の項目を見る。
【冥翳】めいえい
- 普及版 字通
- くらいかげ。字通「冥」の項目を見る。
【冥応】めいおう
- 普及版 字通
- 神仏の加護。〔南史、孝義上、魯康祚伝〕母、癰(にゆうよう)を患ふ。療(いや)せども(い)えず。康祚乃ちき、兩手もて癰を捧げ、大いに悲泣す。母ち小(…
【冥会】めいかい(くわい)
- 普及版 字通
- 暗黙のうちに理解する。〔梁書、処士、陶弘景伝〕弘景、人と爲り圓、出處冥會、心の如く、物にへば(すなは)ち了(れう)す。字通「冥」の項目を見る。
【冥器】めいき
- 普及版 字通
- 冥衣の類。字通「冥」の項目を見る。