大気圏 タイキケン atmosphere
- 化学辞典 第2版
- 地球をとりまく大気の存在する部分.大気の全質量は5.3×1021 g で,地表面1 cm2 当たり1033.6 g であり,これは地球の全質量の0.89×10-6 に相当する…
大気成岩
- 岩石学辞典
- 大気から直接形成された岩石(atmogenic rock)をいう[Grabau : 1920].
大気汚染
- 栄養・生化学辞典
- 大気に人間や動植物に悪影響を及ぼす可能性のある化学的な物質が混在すること.
大気吸収 (たいききゅうしゅう) atmospheric absorption
- 改訂新版 世界大百科事典
- 太陽放射などが大気中を通過するときに受ける吸収をいう。太陽は,その表面の温度が約6000Kの黒体とみなしてもよいと考えられているが,そうだとする…
たいき‐おせん〔‐ヲセン〕【大気汚染】
- デジタル大辞泉
- 産業・交通など人間の活動によって作り出される工場排煙や車の排気ガスなどの有害物質によって大気が汚されること。人体や生態系に悪影響を及ぼす。[…
たいき‐けん【大気圏】
- デジタル大辞泉
- 地球を包んでいる大気の存在する範囲。気温分布によって対流圏・成層圏・中間圏・熱圏に分かれる。気圏。[類語]対流圏・成層圏・中間圏・熱圏・電離…
たいき‐さ【大気差】
- デジタル大辞泉
- 地表で見る天体の見かけの方向と、その真の方向との差。光が大気中で屈折するために生じる。天体大気差。気差。
大気潮汐【たいきちょうせき】
- 百科事典マイペディア
- 海の潮汐と同じように月,太陽の引力の影響で起こる大気の潮汐現象。地上では気圧の規則正しい日変化として現れ,太陽日に関連する太陽潮が24,12,…
大気放射【たいきほうしゃ】
- 百科事典マイペディア
- 大気中における放射の吸収・射出現象。大気や地面の放射エネルギーの大部分は4μmより長波長に含まれ,日射のエネルギーはこれより短波長に大部分含…
たいき‐ダクト【大気ダクト】
- デジタル大辞泉
- ⇒ラジオダクト
たいき‐せいどう【大気制動】
- デジタル大辞泉
- ⇒空力ブレーキ
じゆうたいき【自由大気】
- 改訂新版 世界大百科事典
たいようたいき【太陽大気】
- 改訂新版 世界大百科事典
たいき‐けん【大気圏】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地球を取り巻く大気の領域。水圏、岩石圏などに対していう。〔英和和英地学字彙(1914)〕
げんし‐たいき【原始大気】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地球が誕生して比較的初期に、地球内部から揮発成分が二次的に脱ガスしてつくられたと考えられる大気。酸素分子がほとんどない。
大気汚染 たいきおせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然または人工的な原因によって大気が汚染されることをいう。空気汚染ともいう。一般に、汚染された大気中では、塵埃(じんあい)、煙、微生物などの…
たいき‐かがく〔‐クワガク〕【大気科学】
- デジタル大辞泉
- 大気中で起こる物理現象、および大気の組成や成り立ちについて研究する学問。気象学や気候学を含む地球科学の一分野に位置づけられる。
げんし‐たいき【原始大気】
- デジタル大辞泉
- 地球進化のごく初期の大気。現在の大気組成とは大幅に異なり、水蒸気や二酸化炭素に富み、酸素はなかったとされる。
大気電気【たいきでんき】
- 百科事典マイペディア
- 落雷,セント・エルモの火などの大気中の電気現象および大気中の電離,大気の電気伝導度,空中電場,空地電流など大気の電気的性質。これらを考究す…
高層大気【こうそうたいき】
- 百科事典マイペディア
- 地上約1kmより上の大気。気象観測や総観気象学で使われる用語。対流圏の上の大気圏を高層大気ということもある。→大気成層/超高層大気
たいき‐じゅみょう〔‐ジユミヤウ〕【大気寿命】
- デジタル大辞泉
- 化学物質などが、大気中に安定して存在している時間。特に、地球温暖化をもたらす温室効果ガスや大気汚染の原因物質などに対していう。
たいき‐ちょうせき〔‐テウセキ〕【大気潮×汐】
- デジタル大辞泉
- 大気圏に生じる潮汐現象。主に太陽光による大気の加熱に起因し、周期12時間の変動が見られる。低緯度の方が変位は大きい。月と太陽の引力によって生…
標準大気 (ひょうじゅんたいき) standard atmosphere
- 改訂新版 世界大百科事典
- 対流圏や成層圏内の気圧,気温,密度などの高度分布を実際の大気の平均状態に近いように表した大気のこと。標準大気は現実の大気に近い仮定を基準に…
大気拡散 (たいきかくさん) atmospheric diffusion
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 汚染物質の拡散大気中の煙などの物質,あるいは熱などの物理量が,濃度の高い部分から低い部分へ移動し,一様な状態へ近づく現象をいう。大…
大気現象 (たいきげんしょう) atmospheric phenomenon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 大気中に起こる物理的現象のこと。気象観測では,目や耳で観測されるものに限定し,気圧や気温などはふくめない。雨や雪,雷,風塵(ふうじん),月…
高層大気 こうそうたいき upper atmosphere
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 明確な定義はないが,日本の気象分野では対流圏下部から上層を意味する場合が多い。特に,5hPa以上の大気を超高層大気と呼び区別することもある。高…
大気圏 たいきけん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →大気
大気振動 たいきしんどう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 世界的な規模で生起する大気の微小振動をいう。海の潮汐(ちょうせき)と同じように、大気にも月や太陽の引力による潮汐現象があり、これを大気潮汐と…
大気電気 たいきでんき atmospheric electricity
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地球大気中におこる電気現象。気象電気ともいう。大気中には発電作用を伴うさまざまな気象擾乱(じょうらん)がある。たとえば雨滴や雪片はいずれも多…
ちゅうそうたいき【中層大気】
- 改訂新版 世界大百科事典
たいき‐おせん(‥ヲセン)【大気汚染】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人間生活に有害な大気のよごれ。人工的・自然的原因によって生ずる。自動車の排気ガスに含まれる鉛化合物・一酸化炭素・炭化水素、工業的…
ウナギ(鰻)【ウナギ】
- 百科事典マイペディア
- ウナギ科の魚の総称,またはそのうちの1種を指す。ウナギのなかまは世界中に18種いるが,日本にいるのはニホンウナギとオオウナギの2種。ウナギは…
海洋研究開発機構 かいようけんきゅうかいはつきこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 海洋に関する基盤的研究開発等を行う文部科学省所管の国立研究開発法人(独立行政法人)。英語名はJapan Agency for Marine-Earth Science and Techn…
大気汚染 たいきおせん air pollution
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 工場,事業所,自動車,家庭から排出された各種の汚染物質によって大気が通常の組成と異なった状態となること。これが人の健康を害し,生活を妨げ,…
大気光 (たいきこう) airglow
- 改訂新版 世界大百科事典
- 超高層大気の原子,分子が発する非熱的な放射をいう。太陽紫外光がそのエネルギー源である。ただし,昼間の天空光は太陽光の大気分子による散乱に起…
大気潮汐 (たいきちょうせき) atmospheric tides
- 改訂新版 世界大百科事典
- 月の引力および太陽放射によって起こる大気の潮汐。一日潮と半日潮とがある。高・低気圧の影響を受けない低緯度地方の気圧を時刻別に平均して1日中の…
大気放射 (たいきほうしゃ) atmospheric radiation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 地表における熱収支 大気中の熱収支一般には地球と大気から放射される赤外線を指すが,狭義に解して地表面からの赤外放射を地球放射,大…
たいき‐ブレーキ【大気ブレーキ】
- デジタル大辞泉
- ⇒空力ブレーキ
たいきうんどう【大気運動】
- 改訂新版 世界大百科事典
高層大気 こうそうたいき upper atmosphere
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地表面摩擦の影響を受けない高さ1キロメートル以上の大気(自由大気)のうち、地上付近の空気の組成が保持されている高さ80キロメートルまでの大気。…
標準大気【ひょうじゅんたいき】
- 百科事典マイペディア
- 航空で用いる高度計や弾道計算のために定められた一定の鉛直構造をもつ大気モデル。国際,米国,日本などによって数値がわずかずつ違って制定されて…
標準大気 ひょうじゅんたいき standard atmosphere
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 航空などでモデルとして用いられる仮想の基準大気。一般に次の常数からなる国際標準大気が採用されている。地上気圧は 1013.250hPa,重力加速度は 98…
ひょうじゅん‐たいき(ヘウジュン‥)【標準大気】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 実際の大気の平均状態に近い仮説上の大気をいう。高度計や弾道計算などのため国際的に定められている。〔飛行機の研究(1943)〕
大気光 たいきこう airglow
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 超高層大気の原子や分子が発する放射で、そのエネルギーの源は太陽の紫外線(紫外光ともいう)である。類似の現象としてオーロラがあるが、そのエネ…
大気村おおけむら
- 日本歴史地名大系
- 愛知県:小牧市大気村[現]小牧市多気(たき)〈北(きた)町・中(なか)町・西(にし)町・東(ひがし)町・南(みなみ)町〉北は小針(おばり)…
頸城油・ガス田 (くびきゆガスでん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 新潟県西部の頸城平野北部にある油・ガス田。1954年帝国石油によって発見された。96年には日産58klの原油を生産している。地質構造は,海岸から沖合…
海洋汚染
- 知恵蔵
- 海上保安庁によると2005年に日本近海で起きた海洋汚染は360件、うち229件が油汚染、廃棄物が94件、工場廃水などが13件、赤潮が18件。油汚染など船に…
海洋研究所 (かいようけんきゅうじょ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 海洋学についての基礎研究を行う研究所。水産という特別な領域の研究を目ざす水産研究所や,周辺の海での観察や採集をおもな目的とすることが多い臨…
月刊海洋
- デジタル大辞泉プラス
- 海洋出版が刊行する月刊の学術誌。海洋の物理・化学・生物・地質に関する情報を掲載する。1989年創刊。
かいよう‐せいぶつ〔カイヤウ‐〕【海洋生物】
- デジタル大辞泉
- 海に生息する生物の総称。植物は藻類が多く、高等植物はみられないが、動物では有孔虫などの原生動物からクジラなどの脊椎動物まで、ほとんどの門が…