あく‐さふ【悪左府】
- 精選版 日本国語大辞典
- 「ふじわらのよりなが(藤原頼長)」の異称。[初出の実例]「此書の標題(げだい)は卯地臭意とあれば、悪左府(アクサフ)のむかし物語よと見れば」(出典…
じゅん‐ちょく【順直】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おとなしく素直なこと。普通でとどこおりのないこと。また、そのさま。[初出の実例]「順直に読み下すときは、支那の焉矣也乎の…
かな‐ばん【仮名板】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仮名がきの板行物。転じて、わかりやすいこと。[初出の実例]「やぼな客にゃァ、すっとかなばんといふとこで、正直がいいぜァ」(出典:洒…
せい‐しょ【成書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書物としてできあがっているもの。[初出の実例]「一部の成書を講釈し千万人をもただ一轍に」(出典:授業編(1783)四)[その他の文献]〔柳…
えん‐む【魘夢・厭夢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 不吉な夢。恐ろしい夢。悪夢。夢魔。[初出の実例]「棄放果逢秋去日、無レ由魘夢訴二吁嗟一」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)案山子)[そ…
ふう‐えん【風鳶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 凧(たこ)。とんびだこ。いかのぼり。[初出の実例]「紙鶴風鳶定同産 嬉遊倶在二弄璋家一」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)風車)[その他の…
いい‐とり(いひ‥)【言取】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ことばで表現すること。多く、事情を述べ立てることにいう。[初出の実例]「若ひものの、言とりがわるひと、たばこぼんでも踏みこわされて…
ぎょ‐ろう(‥ラフ)【魚蝋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 魚油からつくった蝋。下等なろうそくの原料などに用いた。[初出の実例]「縄がなくなってぎょろうで吸つける」(出典:雑俳・柳多留‐一八(…
おんな‐しょうがつ(をんなシャウグヮツ)【女正月】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 正月一五日の称。女の正月。《 季語・新年 》[初出の実例]「京師婦人、正月十五日を年礼の始とし、女正月と云が如きか」(出典:俳諧・年…
とう‐ふ(タウ‥)【刀斧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 刀や斧(おの)。刃もの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「刀斧(タウフ)をとれば割(きら)ん事を思ふ」(出典:授業編(1783)四)
こう‐ばん(カウ‥)【更番】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =こうばん(交番)①[初出の実例]「丹青不レ及二煙雲巧一、終日更番多少図」(出典:栲亭初稿(1783)三・早春雨中偶成)[その他の文献]〔…
つづみ‐うた【鼓歌・鼓唄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鼓に合わせてうたう歌。長唄で大鼓・小鼓ばかりあしらってうたう部分。[初出の実例]「さい尻てちりけかいてるつづみ唄」(出典:雑俳・川…
ふ‐きょ【浮虚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) うわついていて着実でないこと。また、そのさま。[初出の実例]「名実を明らかにし浮虚(フキョ)を屏くる」(出典:授業編(1783)…
よう‐ふ【孕婦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 妊娠している女。はらみおんな。妊婦。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「孕婦(ヨウフ)には何は見せぬもの、彼は聞ぬ事といひ」(出…
禿山の一夜
- デジタル大辞泉プラス
- ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーの管弦楽曲(1867)。リムスキー・コルサコフによる編曲版(1881-1883)が広く知られる。
しゃば‐じゅう(‥ヂュウ)【娑婆中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① この世。世の中。[初出の実例]「しゃば中にかりは無いぞとおっかぶせ」(出典:雑俳・柳多留‐八(1773))② あたり一帯。いたるところ。[…
あり‐べき‐かかり
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ありべかかり[初出の実例]「越前屋へは若者をはしらせて仕廻をつけさせ、有べきかかりの咄しなどありて」(出典:洒落本・三教…
青木北海 あおきほっかい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]天明3(1783).越中,富山[没]慶応1(1865)江戸時代後期の国学者。国体をけがすものとして漢文を忌避し,和文を重んじた。著書『神教大訓』『神道文…
つちみかど‐さま【土御門様】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 土で作った三月の内裏雛。今戸焼の雛、仙台の堤焼の雛などはその一つ。[初出の実例]「土みかどさまをあねへもかざるなり」(出典:雑俳・…
しょ‐たん【所短】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 悪いところ。劣っているところ。つたないところ。短所。[初出の実例]「いはば所短(ショタン)を人に示して無益なる事なり」(出典:授業編…
きわ‐まえ(きはまへ)【際前】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年末・節季の決算日が迫った時期。[初出の実例]「肝心の晦日前か、極(キワ)まへといふ時節となると」(出典:談義本・つれづれ睟か川(178…
きょう‐めん(ケウ‥)【嬌面】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 なまめかしい顔。[初出の実例]「菱花遮莫分二嬌面一、竹葉将レ開帯二笑顔一」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)鏡換酒)[その他の文献]〔劉…
いん‐か(‥クヮ)【引火】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 近くの火、熱によって物が燃え出すこと。火がつくこと。[初出の実例]「引火工夫誰製レ方、杉条松片蘸二硫黄一」(出典:玩鴎先生詠物百首…
リヒテンシュタイン Liechtenstein, Johann I Joseph, Fürst von und zu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1760.6.26. ウィーン[没]1836.4.24. ウィーンオーストリアの軍人。トルコ戦争 (1788~91) ,ナポレオン戦争 (99~1814) に参加。アウステルリッ…
テー‐エフ‐アン【TF1】[Télévision Française 1]
- デジタル大辞泉
- 《〈フランス〉Télévision Française 1》フランス最大の民間テレビ放送局。1948に公共放送局RTFのテレビチャンネルとして放送開始。その後、増加した…
TF1
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [女] ⸨略語⸩ Télévision française 1テー・エフ・アン:フランスのテレビ局の一つ.
まつのつゆ【松乃露】
- [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション
- 大分の日本酒。仕込み水は両子(ふたご)山の伏流水。蔵元の「矢野酒造場」は明治16年(1883)創業。所在地は国東市安岐町成久。
モノガミー
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] monogamy ) 一夫一婦制。人間だけでなく他の動物にもいう。〔動物進化論(1883)〕
てんめい‐の‐たいか〔‐タイクワ〕【天明の大火】
- デジタル大辞泉
- 天明8年(1788)京都市中の大半を焼き尽くした火事。皇居も焼失し、焼失家屋は18万余に達したという。
へん‐しん【偏心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 心がかたよっていること。また、その心。〔書言字考節用集(1717)〕[初出の実例]「是を選にも収めざるは偏心(ヘンシン)とも妬心ともい…
うん‐こう(‥カウ)【香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「」は「藝」の略体としての「芸」とは別字 )① 植物「ヘンルーダ」の異名。〔梁簡文帝‐行雨山銘〕② 植物「じんちょうげ(沈丁花)」の…
ひょう‐きょ【憑拠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 よりどころをもつこと。また、よりどころ。根拠。依拠。ひょうこ。[初出の実例]「文士往々采用して憑拠(ヒャウキョ)とし」(出典:授業編…
ころび‐げいしゃ【転芸者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 芸者で売春をする者。床芸者(とこげいしゃ)。みずてん。こけげいこ。ころびげいこ。ころび。[初出の実例]「ころび芸者のしゅりゃう祇王祇…
そう‐しょう【総称】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 個々のものを同じ種類や範疇(はんちゅう)などにまとめて呼ぶこと。また、その名称。[初出の実例]「其国都て七州、総称してネヰデルランド…
そう‐せつ【総説】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 全体をひっくるめて論述すること。また、その文章。著述の全体の内容、論旨、観点などについてのあらましなどを論ずるもの。総論。[初出…
さん‐りゃく【刪略】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 字句などを削り、省くこと。省略。[初出の実例]「佳絶(かせつ)五六十首を択み其余を刈略(サンリャク)せば可矣(かならん)」(出典:授業編…
さ‐しょう(‥シャウ)【嗟賞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 感嘆してほめること。ほめたたえること。嘆賞。[初出の実例]「一日誹諧の席に梁田蛻巖翁ありて余をしきりに嗟賞(サシャウ)し」(出典:授…
さや【鞘】 が ある
- 精選版 日本国語大辞典
- 本心を包んで、相手になかなかあらわさない。相手にうちとけず、心中に隔て心をもつ。隔意があることのたとえ。[初出の実例]「お師匠の詞に鞘があら…
べん‐き【抃喜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手を打って喜ぶこと。大いに喜び興ずること。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「旱魃を覚えず、一同抃喜してをるといふ」(出典:郵…
くじゅう‐がわ(クジフがは)【九十川】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 江戸時代、水量がふえた時、肩車で九〇文の渡し賃をとったところから ) 大井川、また天龍川の異称。[初出の実例]「中(なか)ほどで安いとおもふ九十…
き‐ぼう(‥バウ)【祈望】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神仏などに、祈り願うこと。また、強く願い望むこと。[初出の実例]「此挙に依て、西、吉雄の徒頻りに祈望し、直ちに和蘭の書を読むことを…
ちょう‐ぎゃく(テウ‥)【嘲謔・調謔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あざけりからかうこと。わるふざけをすること。[初出の実例]「狂童不レ奈逞二調謔一、刺鼻窺来嚔二睡翁一」(出典:玩鴎先生詠物百首(178…
つしま‐よみ【対馬読】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 文字を対馬音(つしまごえ)で読むこと。すなわち呉音で読むこと。[初出の実例]「世にこれを対馬(ツシマ)よみと云し。是呉音(ごいん)のはじ…
ぶっこつ‐な・い
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「ない」は接尾語 ) 不風流である。洗練されていない。ふていさいである。[初出の実例]「首に箱かけてぶっこつない男」(出…
ろ‐はい【驢背】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 驢馬(ろば)のせなか。また、驢馬の背に乗ること。[初出の実例]「騎レ驢といひ驢背(ロハイ)といふ類詩中に多く見ゑ」(出典:授業編(1783…
ウォルター Walter, John
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1739. ロンドン?[没]1812.11.16. テディントン『ロンドン・タイムズ』の創刊者。初め石炭商人として成功したが,1781年投機で失敗し,翌 1782年…
し‐りょう(‥レウ)【詩料】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 詩歌によみいれる素材。詩材。[初出の実例]「鶯花の字は三春の詩料(シレウ)、これなくては詩境さびしからん」(出典:授業編(1783)八)[…
ひ‐じゃく【卑弱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 力のないこと。かよわいさま。また、年の若いさま。[初出の実例]「唐にていへば、六朝より已来、対偶卑弱の文なりしを韓柳其の…
ぐ‐ふ【愚婦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おろかな女。無知な妻。また、自分の妻をへりくだっていうのにも用いる。[初出の実例]「庸人(ようじん)愚婦(グフ)といへども一見して得る…
しゅう‐ちょう(シウチャウ)【繍腸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( にしきの心の意 ) 詩文の才能に富んでいること。豊かな詩情。→錦心繍腸。[初出の実例]「繍腸才子多相識、楮国先生有二宿因一」(出典:…