オランダ焼(読み)オランダヤキ

デジタル大辞泉 「オランダ焼」の意味・読み・例文・類語

オランダ‐やき【オランダ焼(き)】

魚料理の一。白身魚の切り身に、酒・塩で味つけした卵をかけて焼いたもの。または、魚に塩をふり、日光で乾かしたあと卵白を塗り、その上に、味つけした卵黄薄焼きをはりつけてあぶったもの。
江戸時代オランダ船で運ばれてきたヨーロッパ産の陶磁器総称日本柿右衛門などに影響を受けたものが輸入されたという。

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精選版 日本国語大辞典 「オランダ焼」の意味・読み・例文・類語

オランダ‐やき【オランダ焼】

〘名〙
オランダデルフトおよびその周辺でつくられた陶器。デルフト焼。
② 江戸時代に、オランダ船で輸入された磁器藍絵、紅絵で花鳥風車などを描いたもの。乾山(けんざん)、万古焼、淡路焼などに影響を与えた。
白身の魚に塩をふり、味醂(みりん)につけて乾かし、鶏卵の薄焼を張りつけてあぶった西洋風の料理。

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