九条良平(読み)くじょう よしひら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「九条良平」の解説

九条良平 くじょう-よしひら

1184-1240 鎌倉時代公卿(くぎょう)。
元暦(げんりゃく)元年生まれ。九条兼実(かねざね)の子。兄良経(よしつね)の養子。元久元年参議嘉禎(かてい)4年従一位,太政大臣にすすむが,翌年病気のため出家。歌が「新古今和歌集」以下の勅撰集にはいっている。延応2年3月17日死去。57歳。通称醍醐(だいご)太政大臣。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「九条良平」の解説

九条良平

没年:仁治1.3.17(1240.4.10)
生年:元暦1(1184)
鎌倉時代の公卿。父は関白兼実,母は藤原頼輔の娘で皇嘉門院女房。異母兄良経の猶子暦仁1(1238)年太政大臣従一位。翌年出家。御願所に因み醍醐太政大臣と号される。和歌に長じ『新古今集』以下の勅撰集に20首入集。『民経記』は漢学に暗いと評す。

(今村みゑ子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android