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ストラスブール大聖堂 ストラスブールだいせいどうLa Cathédrale Notre-Dame, Strasbourg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ストラスブール大聖堂
ストラスブールだいせいどう
La Cathédrale Notre-Dame, Strasbourg

フランスのストラスブールにある聖母マリア大聖堂。 1176年あるいは 1190年に古い聖堂跡に起工され,ロマネスク様式クリプトアプス,北翼廊は早期に完成し,ゴシック様式の身廊および南翼廊は 13世紀末までに完成している。 1277年エルビン・フォン・シュタインバハにより西正面の建造が始められ,1439年にはウルリヒ・フォン・エンジンガー施工の双塔を備えた大聖堂がほとんど完成した。中心にばら窓をもつ4層のファサードに高い左右双塔を備えたこの聖堂は,サン・ドニ修道院聖堂の系統を継ぐドイツ・ゴシック建築の最も美しい作例である。第2次世界大戦で南塔を失ない,ファサードを飾っていた 13~14世紀のゴシック彫刻も複製に代えられているが,最も有名な『シナゴーグ像』は,聖堂付属のノートル・ダム美術館に保存されている。

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デジタル大辞泉の解説

ストラスブール‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ストラスブール大聖堂】

Cathédrale Notre-Dame de Strasbourg》フランス北東部、アルザス地方、バ‐ラン県の都市ストラスブールにある大聖堂。11世紀に創建、火災で大部分が破壊された後、12世紀から15世紀にかけてゴシック様式で再建。地元産の褐色砂岩を用いているため、赤味を帯びた外壁を特徴とする。13世紀のステンドグラス、19世紀の天文時計などがある。大聖堂があるイル川中州の旧市街、グランディルは、1988年に世界遺産(文化遺産)に登録された。ノートルダム大聖堂。

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百科事典マイペディアの解説

ストラスブール大聖堂【ストラスブールだいせいどう】

ストラスブールにあるゴシック建築の大聖堂。フランス,内陣は12世紀末,袖廊(しゅうろう)と身廊,西正面は13世紀に建造され,15世紀に完成した塔の高さは142mにも達する。
→関連項目ストラスブール

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世界大百科事典 第2版の解説

ストラスブールだいせいどう【ストラスブール大聖堂 Cathédrale,Strasbourg】

フランス東部,ストラスブールにある大聖堂。代表的ゴシック建築の一つ。1015年に建てられたロマネスク様式大聖堂の火災(1176)後再建され,袖廊は1190‐1240年,身廊は1240‐75年に建造された。1277年以来,工匠エルウィン・フォン・シュタインバハErwin von Steinbach(1244ころ‐1318)らの指揮下に造られた,ボージュ山地産のばら色の砂岩による西正面は,ゴシック・レーヨナンgothique rayonnant様式の傑作。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ストラスブール大聖堂
すとらすぶーるだいせいどう
Cathdrale Notre-Dame de Strasbourg

フランス北東部アルザス地方の中心都市ストラスブールにある、聖母に捧(ささ)げられたカテドラル(司教座をもった聖堂)。赤みがかった褐色砂岩を用いている。1015年献堂のロマネスク様式聖堂が1176年の火災で破損したのち、残ったクリプト(地下礼拝堂)やアプス、正面玄関部の一部を保ちつつ、1180年から1270年にかけてゴシック様式で再建された。正面玄関部はのち破壊されたが、北側の塔とともに1276~77年に修復されている。1870年から71年の戦争による徹底的な破壊にもかかわらず、彫刻やステンド・グラスも含めてみごとに修復された。正面玄関部と南北翼廊部の扉口に13世紀中ごろの彫刻が残る。また内部の南側翼廊中央に立つ「天使の柱」の彫刻が美しい。1250~70年に制作されたステンド・グラスも、北翼廊部の「バラ窓」をはじめとして質の高さを誇っている。この聖堂があるストラスブールの旧市街は1988年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[名取四郎]

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