寛ぐ(読み)クツログ

デジタル大辞泉 「寛ぐ」の意味・読み・例文・類語

くつろ・ぐ【寛ぐ】

[動ガ五(四)]
仕事や心配ごとなどを忘れて、伸び伸びとする。心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る舞う。「温泉につかって―・ぐ」「―・いだ雰囲気」
窮屈な服装・姿勢などをやめて、楽なかっこうになる。「浴衣に着替えて―・ぐ」
能楽で、演者演能途中観客に背を向けていることをいう語。一時的に、その登場人物が、場面から身を隠したことを意味する。
ゆるむ。ゆるくなる。
かうぶりの額すこし―・ぎたり」〈・若菜上〉
ゆとりがある。余地ができる。
「数定まりて、―・ぐ所もなかりければ」〈澪標
[可能]くつろげる
[動ガ下二]くつろげる」の文語形
[類語]憩うリラックス落ち着く休む休らう休息する休憩する一休みする小休止する少憩する一服する一息入れる・骨休めする休養する息をつく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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